くりいむレモンの亜美というシリーズを見た。
くりいむれもんとは1984年から始まったアダルトアニメのシリーズで
亜美はその中の1シリーズ。
作品に「媚・妹・Baby」「亜美・AGAIN」「亜美III」「亜美・イマージュ ~白い影~」「旅立ち ~亜美・終章~」「亜美・それから」がある。
なんでも当時ものすごく人気があったらしく野々村亜美は妹萌えの元祖ともいわれる(多分)
しかし実際みてみると確かに面白い、
義兄ひろしと関係もってしまった亜美は兄とはなればなれになり、他の男ともかんけいい持ってしまう。
妹萌えといってもストレートに妹萌えな兄妹の関係を展開してるのは一作目だけでありそれ以降は趣が変わっていき、亜美が他の男に寝取られちゃったりするという現代のいわゆる『妹モノ』とは一線を画す展開を見せる。、ぶっちゃけ今なら炎上しそうな展開。
禁断の愛、兄がいなくなったことへの哀しみ苦しみ。そしてながされていく亜美の姿が繊細にかつダイナミックにえがかれていて、物語として面白い。
亜美というお兄ちゃん大好き!なキャラクターと作品群を取り巻くテーマは「14」にも大きく通じるものを感じる。
きっとこれに限らず妹萌えを扱ったエロゲとかというもののほとんどはこの作品の影響を少なからず受けているのだろうあと思わされる。
「旅立ち ~亜美・終章~」で文字通り物語は終わったかのようになるが、
さらにその続きとして「亜美・それから」に繋がる。
しかし最後まで見ると展開が、なんというか凄いんですよねこれ…
それからシリーズの結末は終章の「お兄ちゃん大好き!」というラストを根底からひっくり返すようなおわりぁたですからね…。
それからシリーズ自体が蛇足の極みみたいな話で妹萌えもくそもないはなしですし、当時のファンはこれで納得したんでしょーかね。
そもそものはなしとしてこのシリーズ兄ひろしの存在感が非常にうすくそのうえひろしのやってることが逐一クソで全く好感持てない。最初は敵だった河野のほうが網をアイドルとしての成功まで導くまでになって普通にいい男みたになってるという(こいつはこいいつで問題あるのだが)
結局のところこの、物語は兄妹のはなしというわけでもなく、亜美と河野のラブロマンスというでもなく、流されまくっている亜美が一人で自立するというところが肝なんだと思う。
この自立というテーマは終章それからどちらでも強く感じ取ることができる。それでもあのラストはこねくりまわした挙句収集付かなくなってぶん投げたようにしか見えないが
このくりいむレモンのシリーズ
昭和のアダルトアニメという古いもので今見るのは困難とおもうかもしれないが、なんと各種同サイトで普通に配信されていたりする。
数が多いが亜美シリーズ自体はそこまで多くないのでそれだけ見ることも可能。
アダルトアニメや妹萌え文化の歴史を知るためにみてみるのも面白いかもしれないb。亜美以外の作品も結構面白いのがありますよ。(どうでもいいけどあらすじに内容の最後まで書いてあるのはなんなんだ…)